令和3年度
社会福祉法人 周陽福祉会
防府市・社会福祉事業
昭和55(1980)年の創立以来、経営理念である「利他の心」を大切にしながら、ICT化による介護サービスの質の向上、科学的根拠に基づく自立支援介護に取り組んでいる。ユニット型個室の特別養護老人ホームから居宅サービス、地域包括支援センター、障がい者グループホームまで、事業領域の拡大に伴い職員数も増加。現在、10代から70代までの幅広い年齢層の職員が勤務しており、働き方改革にも力を入れている。
会社概要
企業名 | 社会福祉法人 周陽福祉会 |
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業種 | 社会福祉事業 |
所在地 | 本社 防府市岸津2-24-20 |
TEL | 0835-24-0511 |
企業HP | http://www.shuyou.jp/ |
従業員数 | 137名 |
表彰ポイントを
全館完全無線LAN(Wi-fi)化し、介護記録のICT化、睡眠見守りセンサーの導入などの先進的な取組を実践。職員の心身の負担を大幅に軽減し、より良いケアに努めている。
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山口県初!介護記録のICT化により残業時間を削減
紙による介護記録は、書くのも見るのも膨大な時間がかかっていた。そこで、平成28(2016)年より、スマートフォンを使った介護記録システムを導入。食事や排泄、入浴、バイタル、動画など、全ての情報が集約できるようになり、記録するための時間も、記録を見るための時間も大幅に短縮され、職員の時間外労働時間がほぼ半減した。コロナ禍でもスタッフやご家族とリアルタイムで情報共有が行えるメリットも大きい。
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睡眠見守りセンサーにより夜勤従事者の負担を軽減
睡眠見守りセンサーを100台導入。入所者のベッドマット下に設置し、入床・入眠・離床の状況、部屋の湿度・温度・照度、呼吸・心拍数などを、リアルタイムで利用者ごとに把握している。これによって遠隔モニタリングが可能となり、夜間の巡視回数が減り、職員の身体的・心理的負担の軽減につながっている。また、データ化された行動を時系列で見られるため、科学的根拠に基づくケアプランの作成にも役立っている。
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子育てしやすい職場環境づくり
職場の上司や同僚の理解や協力のもと、保育所や学校が休みの際に、子どもと一緒に出勤し、職員同士で見守りながら就業できる体制を整えている。育児休暇明けの女性職員の短時間勤務も可能。病児保育を利用した場合は利用料を法人が全額負担。子どもの看護休暇は1/2有給扱い。扶養手当は1子につき月額10,000円、高校生は6,000円。将来的には施設内に保育所を設置したいと考えている。